【10月02日のおすすめ動画】 コロナ禍がもたらす貧困【news23】

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コロナ禍がもたらす貧困【news23】

 

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#新型コロナ により、相次ぐ#派遣切り。路上生活を強いられた若者は、住所がなく、#特別定額給付金 も受け取れません。#技能実習生 は仕事がなくなり、帰国もできない状態に。そんな生活困窮者を支援する団体に密着取材しました。(news23 2020年8月19日放送)

東京・八王子市の繁華街。
先週、反貧困ネットワークの事務局長 瀬戸大作さんは、
ある”SOS”を受けてやってきました。

●瀬戸さん
「若いな」

待っていたのは路上生活をしているという27歳の男性です。

●男性
「ちょっともう1人ではどうしようもないという感じで路上生活になっちゃったんで」

瀬戸さんは、こうした経済的に困窮する人を支援する活動を8年にわたり続けています。

瀬戸「食べてないでしょ?」
男性「そうですね」
瀬戸「食べて食べて」

元々は「派遣社員」としてパソコン工場や警備会社で働いていたという男性。

当時の日当は9000円。
しかし今年4月、新型コロナの影響で「派遣切り」にあいました。
勤務先の寮も出ることになりついには路上生活に。

瀬戸「(仕事)辞めちゃった?」
男性「そうですね、そのままバッグのみで出て来たという感じだったので」
瀬戸「どっちにしろいつか聞くから聞いちゃうけど 借金とかある?」
男性「あります」「15万円くらいとか」
いまの所持金は300円だけだといいます。

瀬戸さんは、
「きょうを生きるお金もない」という相談者には
基金を作り集めたお金から現金を渡しています。

●瀬戸さん
「何年先でもいいから、あのときお世話になったなあとカンパしようかなと思ったらカンパして」

さらに瀬戸さん、電話をかけ始めました。

●瀬戸さん 
「いつもお世話になってます反品子ネットワークの瀬戸です。今日から2泊できる?」

着いた先はホテル。
生活保護などの公的支援を受けるため、
まずは生活の場の確保を確保するのです。

●瀬戸さん
「今回のコロナでみんな切られてネカフェも出されてから寮からも出されたと。そういう人たちが大量に今回のコロナで出てきたんですよ」
「野宿している人たちは住民票がない、そういう人たちが給付金も受けられないで8月いっぱいで給付金の受付も終了するから」

厚労省によりますと、
新型コロナを理由とする解雇や雇い止めにあった人は、
5月に入って急激に増え、その数はのべ4万7千人に達しています。

感染拡大は、普通の生活を奪い、
次々と生活困窮者を生み出しているのです。

●部屋に入ってくるベトナム人
「こんにちは~」

さらに追いつめられる人達もー。

この日、
瀬戸さんが相談を受けたのは、
集団生活を送っている
ベトナム人の男女16人でした。

彼らの多くは技能実習生として来日しました。

新型コロナの影響で仕事が無くなった人。

金もなく帰国することが出来ない人もいるといいます。

こちらの女性は、
ベトナムに夫と二人の幼い子どもを残したまま、帰国できないでいます。

●ビデオ電話でのやりとり
「お母さんとお話をしよう」
「歯を見せて、
 チェックしておくわ」
「いっぱい抜けたね、
 生えてきた歯があるね」
「母:ご飯食べましたか?
子:はーい」

●瀬戸さん
「先に外国人から仕事を切られたりしているから」
「1か月くらい前は(相談は)
日本人だったんだけど、
この1か月くらいは外国人たちの比率がたぶんあがっている」

瀬戸さんたちは
緊急の支援が必要と考え、
現金を渡しましたが。

●ベトナム人女性
「@@@@」
●通訳
「これでベトナムに帰るためのチケットを買いたいんですよと言っています」
●瀬戸さん
「だから今はちゃんとご飯を食べて健康でいてほしいなあ」

生活するお金も、
国に帰るお金も足りません。
●瀬戸さん
「それは辛いですよ。これで解決にならないことがわかっているから辛い。とりあえずつないでるだけ解決になっていないじゃないですか」

その場が限りの支援では限界がある。

瀬戸さんももどかしい気持ちを抱いています。
収束が見えない新型コロナの感染拡大。

深刻なのは一度貧困に陥ると、“抜け出せない”という現実です。

この男性は、4月に仕事先を解雇され路上生活を送っていたところ、瀬戸さんの団体から支援を受けました。現在は、板橋区から生活保護を受け、そのお金でアパートを借りています。

ただ冷蔵庫を見せてもらうと・・・

●男性
「何も入ってないです」

入っていたのは納豆のパックがひとつと飲み物だけ。

●男性
「基本1日1食しか食べないんで夜しか食べないです」
「3食食べちゃうと金銭的にももたないと思うので」

洋服も、これがいまある全てです。団体の支援を受けてから4か月あまり。その間、男性は仕事を探し続けていますが、アルバイトすら見つからないのが現状だと言います。

●男性
「求人っていうんですかね、数もほとんどないんでいつ仕事が
見つかるかなという感じです」
●Q道筋見えていない?
「そうですね、全然わからないですね」

東京・池袋の公園。
男性が寝泊りしていた場所です。当時は頼る人もおらず、住所もないため10万円の給付金も受けられませんでした。

●男性
「つらかったですね。寒い日もあったし風強い日もあったし、あんまり思い出したくはないですよね」

このまま仕事が見つからなければ、また路上生活に戻ってしまうのではないか。今もそんな不安がよぎります。

●男性
「普通の生活がしたいです。普通に仕事して普通にお給料もらって普通の生活がしたいです」

 

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